ニューヨークで見逃せないアトラクションといえば、「自由の女神」「エンパイア・ステート・ビル」「メトロポリタン美術館」と並んで「ブロードウェイ・ミュージカル」がトップでしょう。観客の熱気なのか、出演者の気合の入り方が違うのか、劇場の空気が違うのか、やっぱり本場のミュージカルは何かが違います。ニューヨークに来たらミュージカルは絶対に見逃せません!
ブロードウェイの歴史上、最も長く続いているモンスター・ミュージカル。上演は世界25カ国にわたり、観客動員数は8000万人以上と、時代と国境を越えたエンターテインメントとなっています。ミュージカル界の怪人ともいうべきこのショーは20年以上人々に愛されていることから、どの面においても素晴らしく仕上がっており、ミュージカル初心者の方にはまずこの『オペラ座の怪人』をお勧めします。
第一幕の最後にシャンデリアが揺れながら舞台に落下するシーンは、誰もが最も楽しみにしている場面です。このシーンについては2階の最前列席から見るのが一番迫力があります。
また出演者の演技もさることながら、それを盛り上げるための舞台装置も演出もゴージャスなのが『オペラ座の怪人』。ステージセットは22種類、毎回281本のろうそくが使われ、幻想的なシーンを演出する霧や煙を製造する装置は全部で10個、必要なドライアイスは250キログラムだとか。ショーの間ふと舞台の周りに目を向けると、今までは飾りとして観ていた演出がとても迫力あるものに感じるはずです。
主なあらすじ:
オペラのリハーサル中に起こる奇妙な事件と同時にストーリーの幕は開ける。気性の激しいディーバ、カルロッタの歌の途中に舞台の背景幕が前触れもなく落下した。怪我こそなかったものの、度重なる原因不明の事故にカルロッタは恐れをなし、そのショーを降板すると言いだした。人々は幽霊のしわざだと耳打ちしていたが・・・もっと読む
1975年に初めてブロードウェイに現れて以来、上演数は4600回を超えるという超大作。時代を超えて愛され続けているミュージカル。
『シカゴ』の最大の見どころは、始まりから男女キャストの身体にフィットしたセクシーな衣装と、大胆で妖艶なダンスです。また、オーケストラがステージの上にあるので、指揮者とキャストのぴったりと息のあった盛り上げ方も見ものです。
主なあらすじ:
主なあらすじ:禁酒法時代のシカゴの街を舞台にしたこのミュージカルの主人公は、女囚犯達。1920年代のシカゴ、ショーガールとして働くロキシー・ハートは愛人のフレッドを殺してしまい、留置所へ。
そこで彼女が会ったのは、浮気中の夫と妹を殺害した罪で服役中のボードビリアン(歌やダンス、対話などによる大衆演芸をする者)のヴェルマ・ケリー。ヴェルマは有能な弁護士ビリー・フリンを雇い、裁判を自分の有利な方向へと進め、一躍メディアの脚光を浴びる。それを聞いたロキシーも、ビリーを雇い、メディアの同情を買ってその名を広めていく。が、これを良く思っていないのはヴェルマであった。女達の欲望はどこまでも続く・・・もっと読む
ドキドキのストーリー展開と一世を風靡したバンド『ABBA』の曲、両方を楽しめるミュージカル。
『マンマ・ミーア!』の見どころは、何と言ってもミュージック!70年代に大ブレークし、日本でも2001年からもいくつかの人気ドラマ主題歌や挿入歌として利用され、若い世代にも大人気となったABBAの曲がふんだんに使われています。「この曲知ってる!」思わず一緒に口ずさんでしまいます。
主なあらすじ:
ギリシャの島でバーを営むドナはシングルマザー。20歳の娘のソフィは結婚式を間近に控えていたが、この特別な日に実の父親にも立ち会って欲しいと強く願っていた。
しかし、20年間父親がどこの誰とも知らされずに過ごしてきたのに、いまさらどうやって探せばいいのだろう——そこで彼女は母の日記をこっそり読み、特に親密にしていたとみられる3人の男性に、母の字に似せて書いた結婚式への招待状を送るのであった。もちろん母ドナには秘密にして。そして式の前日、招待した3人がやってきた・・・もっと読む
ディズニーにより映画化されたのを機に、世界中のミュージカルファンから40年以上も親しまれ続けているメリー・ポピンズ。メリー・ポピンズの手にかかれば子供も大人も幸せいっぱい、家族の絆という本当に大切なものに気づかせてくれる良質のミュージカルです。
『メリー・ポピンズ』の見どころは、最後の場面でメリー・ポピンズが傘をさして舞台から客席へ向かって飛翔するシーン。このシーンは2階席の最前列に座れたら感動されるでしょう。一度は聞いたことがあるようなリズムある面白いミュージックとダンスもメリーポピンズの見どころ。シーンが変わるごとに動く舞台装置も素晴らしい!
主なあらすじ:
チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス一家、父ジョージと母ウィニフレッドの間には2人の子供、姉のジェーンと弟のマイケルがいるのだが、毎日彼らは悪さをしてばかり。せっかく子守りを雇ってもすぐに逃げられてしまう。そんな時どこからともなく現れたのが、メリーポピンズであった。メリーポピンズの不思議な魔法に子供たちも興味津々。新しい子守りも見つかって一安心と思いきや、この家族にある本当の問題は目に見えない部分に潜んでいた・・・もっと読む
1994年に大ヒットした同名アニメのミュージカル版で、ディズニーのブロードウェイ第二弾作品となります。いずれ獣王になる運命のシンバの愛と冒険を描いた笑いあり涙ありの壮大な物語で、ブロードウェイ・ミュージカルの代表的な作品を見てみたいという方にもお勧めです。
『ライオン・キング』の見どころは、何と言ってもオープニングにプライド・ロックの動物達が客席後方から舞台に向かって行進する圧巻のシーンです。公演の時間に遅れるとこの瞬間を見逃してしまいますから気をつけましょう。
主なあらすじ:
プライド・ランドの王であるムファサとその妻サラビの間に生まれたシンバはやんちゃな子ライオン。高くそびえ立つプライド・ロックの上で父からの忠告をやぶってしまい、ムファサを落胆させてしまったシンバ。呪術師のラフィキはムファサにシンバの行動が若かりし頃の彼自身を思い出すと語り、ムファサはシンバがかけがえのない息子なのだと改めて気づく。一方、ムファサの事を良く思っていない彼の弟スカーは、シンバを利用してとんでもないことを企んでいた・・・もっと読む
ミュージカルが好きな方は必見! 歴史的人気を誇る物語『オズの魔法使い』を元に、魔女の視点から描いたオズの世界という新しい感覚の作品です。
『ウィキッド』のみどころは、ユニバーサルが手がけた巨大な舞台セットや色鮮やかな照明、そして覚えやすい楽曲の数々! 大人の方はもちろん、ティーンに満たないお子様もアミューズメントパークにいるような、飽きることのない場面の連続に目が離せないはずです。
主なあらすじ:
舞台はドロシーが竜巻によって迷い込むずっと前、昔々のおとぎの国 “オズ”の世界。物語は2人の女の子の出会いから始まる。エメラルドグリーン色の肌に生まれたエルファバは知的で厳しい性格なのだが、
なかなか自分自身を認めてもらえないことにコンプレックスを抱き始める。一方、いつも大きな望みをもったグリンダは外見の美しさゆえ、人々の注目を集めていた。性格も立場も正反対の彼女達が同じ人を好きになってしまったことで生まれるライバル心、政府に対しての複雑な思いなど、さまざまな事情によって年頃の女の子同士の友好関係は揺れ続け、やがて二人は西の悪い魔女、北の良い魔女へと変身していくのであった・・・もっと読む
人種差別という大きな社会問題を抱える1950年代のアメリカを舞台にした物語。楽曲・歌声は数あるブロードウェイの中でも随一のお勧め作品です。
『メンフィス』の見どころは、なんといってもメインキャラクター、フェリシア・ファレルの歌唱力。彼女の華奢な体からあんな声がどこから出てくるのかと鳥肌が立つほどの歌声です。さらにロックバンド「ボン・ジョヴィ」のキーボード、デヴィッド・ブライアンが音楽、歌詞を担当というからもう言うことなしです。
主なあらすじ:
舞台は1950年代、人種差別が根強く残っている時代のテネシー州メンフィス。白人のラジオDJのヒューイ・カルフーンがタブーとされている黒人が歌うブルースをラジオで流し始めます。このブルースが反響を呼び、テレビ番組などへの出演など注目を集めます。カルフーンはブルースシンガーの黒人女性、フェリシア・ファレルと恋に落ち、二人は密かに愛をはぐくみます。しかし黒人と白人のカップルは認められていない時代、世間はこの白人と黒人の恋を非難し続け、二人を苦しめます。音楽界の人種の壁に苦しむカルフーン、成功を夢見るフェリシア。二人の運命とは・・・もっと読む
シェークスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の現代版ともいえるミュージカル。映画化もされ、日本でもミュージカル公演された有名作品です。
『ウエスト・サイド物語』の見どころは、ダンスパーティでジェッツ団とシャークス団がみせるダンス合戦。ラテン調ダンスがなんとも情熱的です。そんな熱いダンスの合間にはマリアとトニーのロマンチックな恋心を歌うダンスと歌が盛り込まれ、観ている者を甘く切ない気持ちにさせてくれます。
主なあらすじ:
舞台は1950年代のニューヨーク・ウエストサイド。アメリカ人のギャング団「ジェッツ」とプエルトリコ系移民のギャング団「シャークス」の縄張り抗争が毎日耐えない。ギャングから足を洗おうとしていたトニーは、ある日両ギャング団が集まるダンスパーティにでかけ、そこでマリアというかわいらしい女性に出会う。互いに一目で恋に落ちた2人だったが、皮肉なことにマリアは敵であるシャークスのリーダー、ベルナルドの妹なのだった・・・もっと読む
イギリスでは2000年に、日本では2001年に公開された映画『リトルダンサー』のミュージカル版。少年が苦難を乗り越え、夢をつかんでいく様子を描いた心温まる作品です。
『ビリー・エリオット』のみどころは、数々の賞を受賞したエルトン・ジョンの楽曲とともに繰り広げられるダンスショー。エンディングまで目の離せません!
主なあらすじ:
主人公は、イギリス北部の小さな町で暮らす11歳のビリー。父、兄、そして祖母の4人家族だが、父と兄が働く炭坑は現在ストライキ中で、一家は決して裕福とはいえない状況にあった。
ビリーの父は、ボクシング・チャンピオンの熱狂的なファンであり、自分の息子にも彼のような栄光と財産を手に入れて欲しいと、ビリーをボクシング教室に通わせる。そこではバレエ教室が隣りあわせでレッスンをしており、やがてビリーはその美しい音楽と共にあるバレエへの魅力に惹かれていく。しかし当時『女性のもの』とされていたバレエを誰よりも父が許すわけがない。家族に隠れてこっそりバレエの練習を続けるビリーだったが・・・もっと読む
これまでになかったラテン&アメリカンミュージカルで、オフ・ブロードウェイから進出し、第62回トニー賞において、最優秀ミュージカル賞を受賞した実力派の話題作。ダンス好きにはたまらない作品です。
『イン・ザ・ハイツ』の見どころは、何と言ってもラテン調ミュージックと彼らのダンス。観ているとつい踊りだしたくなるようなヒップホップやサルサ、メレンゲ(19世紀からドミニカ共和国で始まった民族音楽)、そしてソウル・ミュージック、と一度に聴いてしまうのはもったいないほどの豪華さです。
主なあらすじ:
マンハッタン北部、中南米系住民の多く住む“ワシントン・ハイツ”での3日間を舞台にしたヒューマン・ドラマ。故郷のドミニカ共和国に戻りたいという夢を胸の奥に忍ばせている食料雑貨屋を運営するウスナビ、ウスナビの従兄弟で店を手伝っているソニー、2人を育てた祖母のクラウディア、タクシー会社を経営するロザリオ夫婦、ヘアサロンで働く噂好きの女性たち、ウスナビが気にかけているヴァネッサ、家賃の高騰によりブロンクスに転居さぜるえなくなってしまうダニエラ・・・登場人物1人1人に味があり、ウスナビを中心に個性的で感情豊かな住人達によって語られる夢と現実がステージで交差する。もっと読む
2005年にブロードウェイに登場、2006年度のトニー賞では4部門を受賞、最も名誉のある最優秀ミュージカル賞を勝ち取った『ジャージー・ボーイズ』! 『ジャージー・ボーイズ』のみどころは、本人達を思わせる出演者が贈る大ヒットナンバーの数々。記念すべきデビュー曲である“シェリー”や、知らない人はいないといわれるほどの名曲、“君の瞳に恋してる”など、ファンはもちろん、若い世代にも人気のメロディは聞いていてついつい一緒に歌いたくなってしまいます。
主なあらすじ:
1960年代に人気を博した『フォー・シーズンズ(Frankie Valli and The Four Seasons)』の、どん底人生から這い上がってきたサクセスストーリーを基にしたミュージカル。ドキュメンタリー形式に進んでいくこのミュージカルは、闇の世界に手を染めようとしていたフランキーと、後にフォー・シーズンズのメンバーとなるボブ、トミー、ニックが、苦悩の生活を送りながらも希望を捨てずに歌い続け、やがて栄光を手にする――という観ていて気持ちの良いストーリーだ。もっと読む
真っ青で奇妙な男達の驚きのパフォーマンスショー。セリフはないけどアクションが面白い人気のオフ・ブロードウェイ作品です。英語が苦手という方にもお勧めです。 『ブルーマン・グループ』の見どころは、観客が思いもしなかった『あるもの』を芸術的に出現させてみたり、独特のサウンドを披露したりと、笑いと驚きを次々に生みだしてくれること。言葉ではなく、目や耳、そして全身で、楽しむことができます。
主なあらすじ:
文字通り奇妙な『青い男達』が、これまで見たことのない不思議な光景を観客に披露する。言葉一つ発さず、アクションのみによって自分達を表現し、なんの変哲もないマシュマロや紙でさえも、彼らにかかるとたちまちアートに昇華する。言葉の壁がないため、英語圏以外の観客からも絶大な支持を得ているショー。もっと読む
